老人ホームの種類・違いを分かりやすく解説します!
- ●施設がたくさん有って違いが分からない...
- ●身寄りがなくても入れる?
- ●今まで通っていた病院にこれからも通えるの?
- ●低価格のホームもあるの?
- ●夫婦で入れるホームを探しているんだけど...
一言で老人ホームと言っても、サービス内容や入居の目的、入居条件などに違いがあり非常に多くの種類がございます。ご自身が・ご家族に施設が合っているのか、最適な住まいを私どもと一緒に探しましょう。
まずはどんな違いが有るのか、入居の条件等分かりやすくご説明いたします。
特別養護老人ホーム(特養)
「特別養護老人ホーム」略して特養とも呼ばれています。
常に介護が必要で、自宅での生活が困難な方が対象者となります。
(入所のためには原則要介護度3以上であることが必要です。)
介護度に加え家族状況などを考慮し、入居の必要度が点数化されます。
そのため緊急度が高い人が優先的に入居できます。
ただし、夜間は看護師の配置がなく、医療対応が必要になると退所しなければならない場合もあります。介護保険施設であり、所得に応じて減免もあります。多床室などは低料金のため、多くの待機者がいます。
介護老人保健施設(老健)
比較的病状が安定し、機能訓練等を受けて家庭等への復帰を目指す方が利用できる介護保険施設です。要介護度1~5の方が中心です。
医師が常駐しており、医療への対応も安心です。所得に応じて減免もあります。
在宅での生活を目指す目的の方への施設であるため、入所期間は3カ月から半年、長くても1年未満となっています。その間に在宅での生活へ戻るのが難しい場合は、有料老人ホームなどに転居するケースが多いようです。
介護付き有料老人ホーム
- 介護付き有料老人ホームは、介護の度合いに応じて種類が分かれます。
- 利用料金は入居一時金ゼロのところから、立地条件や設備の充実度に応じて、数百万円から数千万円まで、施設により様々です。
- 看護師が日勤帯のみ、24時間常駐など施設によって異なります。
サービス付き高齢者向き住宅
状況把握(安否確認)や生活相談などのサービスを受けることができる、バリアフリーの高齢者専用住宅です。
賃貸借契約になるため、敷金・礼金がかかります。
その他、月々の利用料として家賃・管理費・食費・水道光熱費・生活サービス代金などが必要です。
要介護高齢者が多く入居する有料老人ホームと異なり、主に介護認定が自立あるいは要支援・要介護高齢者を受け入れています。
住宅型有料老人ホーム
サービス付き高齢者向き住宅と共通する部分が多いのです。
自立の方や介護度の低い方の入居割合が高いです。
介護付き有料老人ホームよりも低価格で利用できますが、利用できるサービスに限度があります。
グループホーム
要支援2以上で認知症の高齢者が入居できる老人ホームです。
施設の所在する自治体に住民票がある人だけが入居できます。
介護サービスや生活支援サービスを受けながら、共同生活を送ります。
リハビリやレクリエーションなどの機能訓練を通して、健康的な暮らしができるような対策が採られています。